icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina15巻3号

1978年03月発行

今月の主題 胸痛の診かた・とらえかた

胸痛を伴う主な疾患

自然気胸

著者: 大畑正昭1

所属機関: 1日大第2外科

ページ範囲:P.346 - P.348

文献概要

はじめに
 既にHippocratesの頃よりpleuraのsuccusionsplashとして記載された自然気胸は,1960年頃から世界的に飛躍的な増加を示している.従来,特発性とされていた自然気胸の多くが,開胸手術によって胸膜直下の気腫性肺嚢胞に関連することが明らかとなった.また,いわゆる続発性,随伴性といわれる気胸例も多く,今や胸部疾患診療上気胸の占める割合は年々増加の傾向にある.本稿では,胸痛を主訴とする疾患として自然気胸がとりあげられたが,筆者らの取り扱った自然気胸患者の多くのものが初発症状として胸痛を訴えていることに改めて注目し,少しく分析を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら