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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻3号

1978年03月発行

文献概要

今月の主題 胸痛の診かた・とらえかた 胸痛を伴う主な疾患

急性心外膜炎

著者: 太田怜1

所属機関: 1自衛隊中央病院

ページ範囲:P.365 - P.367

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症例 24歳,男性
 ある朝,午前3時頃,急に左胸部を中心として全体に重苦しい感じがして起きた.息苦しく動悸も覚えた.近くの医師に診てもらい,筋注をうけた.多少重苦しさがとれたような気がしたが,臥位,側臥位では苦しく布団の上に起き上がっていた.
 7時頃になって,それでも自分で車を運転して勤務に出た.やはり左前胸部が重苦しいので,9時頃また他医を訪問し,狭心症ではないかといわれてnitrolを投与され,ソセゴンの筋注とペルサンチンの静注をうけている.それでも左側の胸痛,重苦しさはとれないので,午後2時,心筋梗塞の疑いで入院した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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