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文献概要
今月の主題 胸痛の診かた・とらえかた 胸痛を伴う主な疾患
肺高血圧症
著者: 前田如矢1
所属機関: 1阪市大第1内科
ページ範囲:P.368 - P.369
文献購入ページに移動はじめに
肺高血圧とは,肺動脈圧が正常範囲をこえて高い場合をいい,原因の明らかな続発性のものと,原因不明の原発性のものとがある.
原発性肺高血圧症はその成因がいまだ不明ではあるが,現在では一つの疾患単位と考えられている.本症は種々の臨床症状を示すが,特異的といえるものはなく,すべての症状や所見は,すべて高度の肺高血圧症に基づくものである.胸痛は本症にしばしば認められる主訴ではあるが,必ずしも特徴的なものではなく,胸痛を訴える他疾患を診断する上に,除外するべきものとして,念頭におくべきものの一つである.
肺高血圧とは,肺動脈圧が正常範囲をこえて高い場合をいい,原因の明らかな続発性のものと,原因不明の原発性のものとがある.
原発性肺高血圧症はその成因がいまだ不明ではあるが,現在では一つの疾患単位と考えられている.本症は種々の臨床症状を示すが,特異的といえるものはなく,すべての症状や所見は,すべて高度の肺高血圧症に基づくものである.胸痛は本症にしばしば認められる主訴ではあるが,必ずしも特徴的なものではなく,胸痛を訴える他疾患を診断する上に,除外するべきものとして,念頭におくべきものの一つである.
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