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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻4号

1978年04月発行

今月の主題 新しい糖尿病の臨床

治療

薬物療法の選択

著者: 三村悟郎1

所属機関: 1琉球大付属病院内科

ページ範囲:P.474 - P.475

文献概要

 糖尿病の治療は,食事療法と運動療法(日常生活の規則をも含む)が車の両輪といわれている.食事療法と運動療法を十分実施して代謝異常の改善がみられない場合に,はじめて薬物療法を加味するのが治療の原則である,糖尿病患者は高血圧,高脂血症,虚血性心臓病などを合併しやすいが,これらの合併症のある場合にも同様に,その疾患にとって必要な食事療法を行うことが必要であることはいうまでもないことである,この基本原則を無視して薬物療法を行う場合は,糖尿病患者にとって緊急の場合である.緊急の場合とは,糖尿病性昏睡,昏睡前段階ケトアシドーシス,急を要する外科手術および急性感染症の場合などがあげられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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