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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻4号

1978年04月発行

文献概要

今月の主題 新しい糖尿病の臨床 治療

経口血糖降下剤の問題点—スルホニールウレア剤

著者: 湯地重壬1

所属機関: 1宮崎医大第3内科

ページ範囲:P.480 - P.481

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 はじめに 経口血糖降下剤の功罪は,糖尿病治療の最も大きな問題点の一つである.経口血糖降下剤の普及はわが国においてスルホニールウレア剤による多くの重症低血糖症を発生させ,さらに米国におけるUGDPの報告は,経口血糖降下剤が心血管障害に致命的影響を与えるという驚くべきものであり,大論争をひき起こした.しかし,現在もスルホニールウレア剤はその適応を慎重に選ぶならば,糖尿病治療の有効な手段とする意見が多く,広く使用されている.ここでは,スルホニールウレア剤の問題点として,低血糖症を主として述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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