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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻4号

1978年04月発行

文献概要

今月の主題 新しい糖尿病の臨床 合併症

糖尿病性細小血管症の成因

著者: 後藤由夫1 及川真一1 山田憲一1

所属機関: 1東北大第3内科

ページ範囲:P.488 - P.489

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はじめに
 糖尿病性血管症は,腎,網膜,筋肉,皮膚の血管系にみられる細小血管症microangiopathyと,脳,心,四肢末稍動脈などにみられるmacroangiopathyに分けられる.細小血管症の形態学的変化としては,腎では糸球体,尿細管基底膜の肥厚,PAS陽性物質の沈着,糸球体の硝子化,結節性,びまん性病変などをとらえ,網膜では細小血管瘤,出血,白斑,静脈異常,新生血管などとしてとらえ得る,これらの障害の成因について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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