文献詳細
文献概要
今月の主題 新しい糖尿病の臨床 合併症
糖尿病性神経障害の治療
著者: 松岡健平1
所属機関: 1済生会中央病院内科
ページ範囲:P.497 - P.499
文献購入ページに移動はじめに
糖尿病性神経障害は合併症中最も高頻度に見られるもので,全身に多岐にわたる症状を呈する.血糖値,罹病年数,血管障害,治療形態などと統計上の相関はあるが,個々の症例においては必ずしも相関しない.しかし,罹病年数が長く,コントロールの悪い例に重く多彩な症状を見ることが多い.神経障害は患者の生命の予後に直接関係がないように見えるが,患者に与える苦痛は大きく,進行した神経障害の患者の予後に与える影響は予想外に大きい.
糖尿病性神経障害は合併症中最も高頻度に見られるもので,全身に多岐にわたる症状を呈する.血糖値,罹病年数,血管障害,治療形態などと統計上の相関はあるが,個々の症例においては必ずしも相関しない.しかし,罹病年数が長く,コントロールの悪い例に重く多彩な症状を見ることが多い.神経障害は患者の生命の予後に直接関係がないように見えるが,患者に与える苦痛は大きく,進行した神経障害の患者の予後に与える影響は予想外に大きい.
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