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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻4号

1978年04月発行

文献概要

教養講座・比較生物学 生命と環境との調和

カルシウム(1)—血清Ca調節機構を中心に

著者: 折茂肇1 山内広世1

所属機関: 1東京都養育院付属病院内分泌科

ページ範囲:P.554 - P.558

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はじめに
 カルシウムは哺乳類においては,その体成分中の約2%を占める無機元素であり,神経,筋肉の興奮,種々の酵素活性,細胞膜の透過性,ホルモンの分泌など種々の化学反応に関与し,また生体の骨格を形成し,生命の維持に必須の元素である.
 この小稿では血清Ca濃度を制御するホルモンの中で主に副甲状腺ホルモン(PTH),カルチトニン(CT),ビタミンDを中心に最も研究の進歩している哺乳類の血中Ca濃度調節機構につき概説し,さらに魚類,両生類,爬虫類,および鳥類における血清Ca調節機構につきふれたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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