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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻5号

1978年05月発行

文献概要

今月の主題 消化・吸収の基礎と臨床 消化・吸収の基礎的トピックス

膜消化と膜輸送機能

著者: 武藤泰敏1

所属機関: 1東大保健栄養学

ページ範囲:P.616 - P.618

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はじめに
 消化の最終段階(終末消化)と吸収の初発段階とを厳密に分離することは困難であり,むしろ両者は小腸微絨毛膜を場として,ほぼ同時に進行するものであると考えられるようになっている.これが膜消化(membrane digestion)という概念であり,電顕的観察の導入ならびに小腸粘膜刷子縁(微絨毛膜+内髄)や微絨毛膜の単離と,その生化学的分析の進歩によって裏付けられるに至っている(詳細は文献1)参照).本稿では,微絨毛膜に局在する酵素(膜消化酵素)と膜輸送(membranetransport)を,とくに糖質の消化・吸収に焦点を合わせて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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