文献詳細
文献概要
今月の主題 消化・吸収の基礎と臨床 吸収不良症候群
蛋白漏出性胃腸症
著者: 土屋雅春1
所属機関: 1慶大内科
ページ範囲:P.670 - P.671
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蛋白漏出性胃腸症protein losing gastroenteropathyとは,血漿蛋白,とくにアルブミンが胃腸管壁を経て胃腸管腔内へ異常に漏出することにより惹起される低蛋白血症を主徴とする症候群のことをいう.
胃腸内に蛋白漏出をきたす疾患は多いが,Ménétrier病と,炎症,腫瘍,潰瘍など器質的病変を伴わぬ蛋白漏出性腸症(Waldmannのいわゆるlymphangiectasia intestinalis)とが原発性蛋白漏出性胃腸症として分類されている.
蛋白漏出性胃腸症protein losing gastroenteropathyとは,血漿蛋白,とくにアルブミンが胃腸管壁を経て胃腸管腔内へ異常に漏出することにより惹起される低蛋白血症を主徴とする症候群のことをいう.
胃腸内に蛋白漏出をきたす疾患は多いが,Ménétrier病と,炎症,腫瘍,潰瘍など器質的病変を伴わぬ蛋白漏出性腸症(Waldmannのいわゆるlymphangiectasia intestinalis)とが原発性蛋白漏出性胃腸症として分類されている.
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