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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻5号

1978年05月発行

今月の主題 消化・吸収の基礎と臨床

吸収不良症候群

蛋白漏出性胃腸症

著者: 土屋雅春1

所属機関: 1慶大内科

ページ範囲:P.670 - P.671

文献概要

はじめに
 蛋白漏出性胃腸症protein losing gastroenteropathyとは,血漿蛋白,とくにアルブミンが胃腸管壁を経て胃腸管腔内へ異常に漏出することにより惹起される低蛋白血症を主徴とする症候群のことをいう.
 胃腸内に蛋白漏出をきたす疾患は多いが,Ménétrier病と,炎症,腫瘍,潰瘍など器質的病変を伴わぬ蛋白漏出性腸症(Waldmannのいわゆるlymphangiectasia intestinalis)とが原発性蛋白漏出性胃腸症として分類されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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