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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻6号

1978年06月発行

文献概要

Laboratory Medicine 異常値の出るメカニズム・6

出血時間

著者: 河合忠1

所属機関: 1自治医大臨床病理学

ページ範囲:P.878 - P.881

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はじめに
 血管内を流れている血液は,正常では決して凝固しない.しかし,血管になんらかの外傷が加わると組織内または体外に出血がみられるが,小さな血管が損傷されても短時間のうちに出血は止まる.止血は血管,血小板,血液凝固因子の3つが協調して起こるが,最初の止血血栓を作るのにとくに重要なのは血小板である.出血時間測定は生体の止血現象を総合的に検査しうる唯一の方法で,主として毛細血管機能,血小板機能を反映する重要な検査法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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