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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻7号

1978年07月発行

文献概要

今月の主題 実地医のための臨床細菌学 問題になってきた起炎菌の分離・同定

百日咳菌

著者: 芦原義守1 内村真佐子1

所属機関: 1千葉県衛生研究所

ページ範囲:P.968 - P.970

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はじめに
 わが国の百日咳患者の届出数は2〜3年の流行周期をくり返しながら急速に減少し,全国で206名(1971)まで低下したものが,1974年から1975年にかけて岐阜・愛知両県で相次ぐジフテリア・百日咳・破傷風混合ワクチン(DPT)の接種事故発生により,予防接種の副反応が強調され,接種率が激減した結果,百日咳患者の急増(3344名,1977)となったものと考えられている.
 百日咳は百日咳菌(Bordetella pertussis)によって起こる乳幼児に多い呼吸器系急性伝染病であるが,パラ百日咳菌(Bordetella parapertussis)がときに百日咳類似の病気を起こす.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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