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今月の主題 実地医のための臨床細菌学 抗菌剤感受性と耐性
感受性測定法
著者: 五島瑳智子1
所属機関: 1東邦大微生物学
ページ範囲:P.971 - P.975
文献購入ページに移動はじめに
感染症の治療に際し,適切な抗菌薬を選択するために,原因菌の分離,同定と平行して菌の抗菌薬に対する感受性測定が行われている.臨床細菌検査における薬剤感受牲測定は迅速であることが要求されるので,多くの場合,感受性ディスクによる方法を用いている.
一方,菌株の薬剤感受性を定量的に測定したい場合は,各種濃度に希釈した薬剤を培地に加え,その中で菌の発育の有無をしらべる方法がとられる.薬剤感受性測定の臨床上の目的は,主として①治療上適切な薬剤の選択であり,また②分離菌の薬剤感受性の疫学調査などである.基礎的には抗菌薬の相互評価や,新物質の評価などに欠くことができない.
感染症の治療に際し,適切な抗菌薬を選択するために,原因菌の分離,同定と平行して菌の抗菌薬に対する感受性測定が行われている.臨床細菌検査における薬剤感受牲測定は迅速であることが要求されるので,多くの場合,感受性ディスクによる方法を用いている.
一方,菌株の薬剤感受性を定量的に測定したい場合は,各種濃度に希釈した薬剤を培地に加え,その中で菌の発育の有無をしらべる方法がとられる.薬剤感受性測定の臨床上の目的は,主として①治療上適切な薬剤の選択であり,また②分離菌の薬剤感受性の疫学調査などである.基礎的には抗菌薬の相互評価や,新物質の評価などに欠くことができない.
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