文献詳細
文献概要
今月の主題 実地医のための臨床細菌学 注意しておきたい感染症
最近の破傷風
著者: 海老沢功1
所属機関: 1東大医科研熱帯疫学研究室
ページ範囲:P.1006 - P.1007
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近年,日本国内における破傷風患者は減少しているが,最も新しい統計では1975年に85人死んでいる.患者数はその2〜3倍あるものと推定される.人口10万人あたりの死亡率は0.1以下である.これはある意味では少ない死亡数であるが,予防注射で完全に防げるものであることを考えると,年間85人も死んでいることは重大な問題である.
近年,日本国内における破傷風患者は減少しているが,最も新しい統計では1975年に85人死んでいる.患者数はその2〜3倍あるものと推定される.人口10万人あたりの死亡率は0.1以下である.これはある意味では少ない死亡数であるが,予防注射で完全に防げるものであることを考えると,年間85人も死んでいることは重大な問題である.
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