文献詳細
文献概要
今月の主題 実地医のための臨床細菌学 感染症の管理
院内感染
著者: 池本秀雄1
所属機関: 1順大内科
ページ範囲:P.1016 - P.1017
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院内感染nosocomial infectionは,市中感染community-acquired infectionとはちがって,感染に対する防御能が低下した患者compromised hostにみられることが多いため原因菌のパターンが自ら異なる.このような患者では感染予防のため,または治療のためしばしば広作用域の抗生剤が投与されるので,薬剤耐性菌や日和見菌opportunistsによる感染が誘発されやすい.免疫抑制剤などの使用はこれに拍車をかけることになる.
院内感染nosocomial infectionは,市中感染community-acquired infectionとはちがって,感染に対する防御能が低下した患者compromised hostにみられることが多いため原因菌のパターンが自ら異なる.このような患者では感染予防のため,または治療のためしばしば広作用域の抗生剤が投与されるので,薬剤耐性菌や日和見菌opportunistsによる感染が誘発されやすい.免疫抑制剤などの使用はこれに拍車をかけることになる.
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