文献詳細
文献概要
今月の主題 慢性骨髄増殖症候群 病態
血小板機能
著者: 野村武夫1
所属機関: 1東医歯大第1内科
ページ範囲:P.1112 - P.1113
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骨髄増殖症候群(MPD)は出血と血栓症を伴いやすい.とくに,本態性血小板血症では出血,真性赤血球増加症では血栓症を高率に合併することが知られている.
ところが.いわゆる反応性血小板増多症では出血や血栓症の合併は稀にしかみられない1).また,慢性骨髄性自血病はしばしば血小液増多症を伴うが,出血と血栓症の合併は比較的少ない.さらに,MPDの中から一つの疾患,たとえば真性赤血球増加症だけを取り上げた場合,血小板増多症の程度と出血ないし血栓症の発生との間に相関は見出せない2).
骨髄増殖症候群(MPD)は出血と血栓症を伴いやすい.とくに,本態性血小板血症では出血,真性赤血球増加症では血栓症を高率に合併することが知られている.
ところが.いわゆる反応性血小板増多症では出血や血栓症の合併は稀にしかみられない1).また,慢性骨髄性自血病はしばしば血小液増多症を伴うが,出血と血栓症の合併は比較的少ない.さらに,MPDの中から一つの疾患,たとえば真性赤血球増加症だけを取り上げた場合,血小板増多症の程度と出血ないし血栓症の発生との間に相関は見出せない2).
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