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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻8号

1978年08月発行

文献概要

今月の主題 慢性骨髄増殖症候群 診断 カラーグラフ

診断へのアプローチ法

著者: 山岸司久1 内野治人2

所属機関: 1京大・輸血部 2京大・第1内科

ページ範囲:P.1118 - P.1119

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 慢性骨髄増殖症候群は慢性骨髄性白血病(chronic myelogenous leukemia,CML),真性多血症(polycythemia vera,PV),原発性骨髄線維症(primary myelofibrosisまたはmyelofibrosis with myeloid metaplasia,MMM),血小板血病(thrombocythemia,TH)を含む,そのほか,主として高齢者にみられ,二系統以上の細胞の増殖があり,緩慢な経過をとる非定型的白血病で,上記のいずれにもあてはまらず「慢性骨髄増殖症候群」という以外の命名しがたい疾患があることが最近注目されてきている.
 しかし,これは本質的には急性白血病の一亜型と考えられるので,慢性骨髄増殖症候群として公認されている上記4疾患についてそれらの診断へのアプローチ法について述べる.これらの疾患は末期になると病像が変化してきて,たとえば急性白血病様病像を呈したりするが,ここではとくに述べない限り慢性期の病像のみについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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