文献詳細
文献概要
図解病態のしくみ 先天性心疾患・5
ファロー四徴症
著者: 原田研介1
所属機関: 1日大小児科
ページ範囲:P.1212 - P.1213
文献購入ページに移動 ファロー四徴症(Tetralogy of Fallot:TOF)はチアノーゼを伴う先天性心疾患中,最も多いもので,全先天性心疾患の約10%を占めている.性差は60:40で男性に多い.
その定義は心室中隔欠損,右室流出路狭窄が存在し,右室圧と大動脈圧が等しくなり,そのためにチアノーゼを生ずる先天性心疾患とされている.最近では右室流出路狭窄が軽くて臨床的にチアノーゼを認めないものでもTOF(pink TOF)として扱っている.
その定義は心室中隔欠損,右室流出路狭窄が存在し,右室圧と大動脈圧が等しくなり,そのためにチアノーゼを生ずる先天性心疾患とされている.最近では右室流出路狭窄が軽くて臨床的にチアノーゼを認めないものでもTOF(pink TOF)として扱っている.
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