文献詳細
文献概要
プライマリー・ケアの実際
痙攣の救急治療
著者: 豊永一隆1 西平竹夫1
所属機関: 1沖縄県立中部病院内科
ページ範囲:P.1214 - P.1217
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痙攣は救急治療を要する神経疾患のうち,最も多いものの一つである.痙攣は症候群であり,いろいろな疾患が痙攣を主徴として発現してくる.痙攣重積状態は,長期間持続すれば呼吸および循環不全をきたし,低酸素血症による脳の不可逆的変化を招く恐れがある.したがって,痙攣の救急治療は,原因がなんであれ,できるだけ速く発作を止めることである.いったん発作がコントロールされたら,基礎疾患が自分の専門かどうか判断して,必要ならただちにそれぞれの専門医に送ることが大切である.
ここでは痙攣患者,とくに重積状態にある者が救急室に運びこまれた際の処置を順序をおって述べる.
痙攣は救急治療を要する神経疾患のうち,最も多いものの一つである.痙攣は症候群であり,いろいろな疾患が痙攣を主徴として発現してくる.痙攣重積状態は,長期間持続すれば呼吸および循環不全をきたし,低酸素血症による脳の不可逆的変化を招く恐れがある.したがって,痙攣の救急治療は,原因がなんであれ,できるだけ速く発作を止めることである.いったん発作がコントロールされたら,基礎疾患が自分の専門かどうか判断して,必要ならただちにそれぞれの専門医に送ることが大切である.
ここでは痙攣患者,とくに重積状態にある者が救急室に運びこまれた際の処置を順序をおって述べる.
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