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内科臨床に役立つ眼科の知識
腎疾患と眼底病変
著者: 松井瑞夫1
所属機関: 1日大眼科
ページ範囲:P.1226 - P.1227
文献購入ページに移動 腎疾患における眼底病変の発生病理の主要因は血圧充進であり,代謝性囚子あるいは貧血といった因子は修飾的に関与するという考え方が支配的である.したがって,腎疾患における眼底病変の発生病理の問題は,大部分は血圧亢進に際してみられる眼底病変という問題に包含されてしまい,修飾因子の関与による差のみが問題となるということになる.
前回,Leishmanの細動脈の退行性硬化という因子が,血圧亢進による眼底病変の出現に大きな修飾因子として働くことを紹介したが,腎疾患の際にみられる眼底病変についても,Leishmanの考え方を中心に紹介をすすめることにする.この腎疾患の際にみられる眼底病変を,Leishmanは以下の4型に分類できるとしている.
前回,Leishmanの細動脈の退行性硬化という因子が,血圧亢進による眼底病変の出現に大きな修飾因子として働くことを紹介したが,腎疾患の際にみられる眼底病変についても,Leishmanの考え方を中心に紹介をすすめることにする.この腎疾患の際にみられる眼底病変を,Leishmanは以下の4型に分類できるとしている.
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