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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻9号

1978年09月発行

文献概要

今月の主題 肝疾患のトピックス 検査法の進歩

アイソザイムの診断的意義

著者: 堺隆弘1

所属機関: 1東大第1内科

ページ範囲:P.1272 - P.1273

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はじめに
 血清酵素活性の上昇はそれぞれの酵素について診断的な意義をもっているが,病態の質的な差あるいは臓器由来を明らかにするためには,血清酵素のアイソザイムの分析が必要不可欠である.LDH,アルカリフォスファターゼ(Al-P),γ-GTP,コリンエステラーゼ,GOT,あるいはアミラーゼなど,数多くの酵素のアイソザイムの分析法が開発され,臨床応用がなされている.アイソザイムの分析には,電気泳動,カラムクロマト,免疫学的方法あるいは抑制因子,物理,化学的な処理による活性の変化をみる方法があり,中でも電気泳動による分析がルーチンに行われている.血清酵素の中でもLDH,Al-Pアイソザイムは広く行われており,γ-GTP,GOTなどのアイソザイムの臨床応用もすすんでいる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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