文献詳細
文献概要
今月の主題 肝疾患のトピックス 検査法の進歩
超音波診断
著者: 福田守道1
所属機関: 1札幌医大・癌研内科
ページ範囲:P.1274 - P.1278
文献購入ページに移動はじめに
超音波診断法は超音波パルス波を使用し,軟部組織間の音響学的特性の差を利用して生体内部構造の測定や映像化を行うもので,患者に苦痛,障害を与えず,しかもX線によっては得ることのできない診断的情報の得られることから,いわゆる画像診断法の重要な一手段として注目されるようになってきた.
超音波反射波の表示方式としては,従来から知られているように,A,B,M mode表示があるが,肝を対象とした場合,ほとんどB-mode(brightness modulated display)方式がとられ,いわゆる超音波断層像(ultrasonotomogram,echotomogram)を観察することになる.走査方法としては接触複合走査法と高速自動走査法が使用されている.
超音波診断法は超音波パルス波を使用し,軟部組織間の音響学的特性の差を利用して生体内部構造の測定や映像化を行うもので,患者に苦痛,障害を与えず,しかもX線によっては得ることのできない診断的情報の得られることから,いわゆる画像診断法の重要な一手段として注目されるようになってきた.
超音波反射波の表示方式としては,従来から知られているように,A,B,M mode表示があるが,肝を対象とした場合,ほとんどB-mode(brightness modulated display)方式がとられ,いわゆる超音波断層像(ultrasonotomogram,echotomogram)を観察することになる.走査方法としては接触複合走査法と高速自動走査法が使用されている.
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