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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻9号

1978年09月発行

今月の主題 肝疾患のトピックス

検査法の進歩

腹腔鏡検査

著者: 岩村健一郎1

所属機関: 1東海大第3内科

ページ範囲:P.1285 - P.1288

文献概要

はじめに
 腹腔鏡検査法は1902年Kellingが膀胱鏡を用いてイヌの腹腔内臓器の観察を試みたことに始まり,1910年Jacobeusによって腹水患者の診断に試みられて以来,臨床的にとりあげられ,1950年代Kalkらの努力によって今日の基礎が築かれた.その後,器具の改良が重ねられ観察が容易になるとともに,腹腔鏡所見をカラーフィルムに記録することや腹腔鏡観察下の肝穿刺生検が可能となり,現在,肝疾患診断に大きな役割を担っている.わが国においてこの検査法がとりいれられるようになったのは1958年以来のことであり,山川,常岡の努力による.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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