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文献詳細

雑誌文献

medicina15巻9号

1978年09月発行

今月の主題 肝疾患のトピックス

肝不全の対策

肝性昏睡とアミノ酸

著者: 高橋善弥太1

所属機関: 1岐阜大第1内科

ページ範囲:P.1304 - P.1305

文献概要

はじめに
 最近,重症肝疾患における血漿アミノ酸組成の異常が注目を集めている.この異常は肝硬変における肝性脳症の発生機序に密に関係しており,新しい脳症の治療法の発見をもたらした.他方,脳症を起こさない肝硬変においても既に軽度ではあるが同様の血漿アミノ酸組成の異常がみられることから,重症肝疾患における全身的代謝異常の一つの表現として捉え,その背後にある内分泌学的な異常を明らかにすると共に,肝疾患患者の栄養管理の問題にまで発展する可能性を内蔵した問題である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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