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オスラー博士の生涯・64
病気をもちながらのオスラーの活動
著者: 日野原重明1
所属機関: 1聖路加看護大学
ページ範囲:P.1382 - P.1385
文献購入ページに移動 1909年の4月から3ヵ月の北アメリカ訪問の旅から帰ると,オスラーは,英国における最初の医学司書協会の学会を発足する世話をし,その最初の会には自ら講演を引き受けて,図書館の使命や読書を習慣化することの意義を強く述べた.
秋には,熱帯医学に関する講演をし,英国が征服した未開発国の国民の健康の保障をする義務が大きいことを強調した.また,アメリカ合衆国よりは小規模ながら,結核対策運動の推進の第一線に立っての活躍もしたのである.
秋には,熱帯医学に関する講演をし,英国が征服した未開発国の国民の健康の保障をする義務が大きいことを強調した.また,アメリカ合衆国よりは小規模ながら,結核対策運動の推進の第一線に立っての活躍もしたのである.
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