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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻1号

1979年01月発行

文献概要

今月の主題 心筋症—その展望 原因のはっきりした心筋症

ウイルス性心筋炎

著者: 中村芳郎1 服部成彦1

所属機関: 1慶大呼吸循環器内科

ページ範囲:P.38 - P.39

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はじめに
 約30年前,Saphir1)らの剖検例の検討で非特異性の心筋炎が多数存在し,ウイルス感染をその原因と推測したときまでは,心筋炎といえばリウマチ熱およびジフテリアに起因するものが大部分を占めるとされていた.
 現在,多くのウイルスが心筋炎を発症しうることが知られており(表),とくにCoxsackie,Echo,Polyomyelitis,Influenza,Adenoウイルスが心筋炎の原因と考えられている2).また,特発性心筋症のなかにはウイルス性心筋炎の終末像とも考えられるものがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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