文献詳細
今月の主題 心筋症—その展望
心筋症の治療
文献概要
はじめに
1974年に発足した厚生省特発性心筋症調査研究班の「特発性心筋症診断の手引き」1)によれば,心筋症は特発性心筋症と続発性(二次性)心筋症に分類される.主病変が心筋にあり,非炎症性でしかも弁膜性,高血圧性,動脈硬化性,先天性,肺性心疾患などの普通にみられる心疾患の原因や関連の不明な原発性心筋疾患を特発性心筋症と定義し,各種心筋炎,神経・筋疾患,結合織疾患,内分泌・代謝性疾患による心筋障害を続発性(二次性)心筋症と呼んでいる.この手引きによれば,原因が明確とはいいがたいアルコール性心筋症や産褥性心筋症はその旨を記載して特発性心筋症に包括している.
特発性心筋症はその血行力学的特徴によって,臨床上,うっ血型心筋症と肥大型心筋症に2大別され,さらに後者は閉塞性と非閉塞性に分類され,臨床病型は3型1,2)になる.
1974年に発足した厚生省特発性心筋症調査研究班の「特発性心筋症診断の手引き」1)によれば,心筋症は特発性心筋症と続発性(二次性)心筋症に分類される.主病変が心筋にあり,非炎症性でしかも弁膜性,高血圧性,動脈硬化性,先天性,肺性心疾患などの普通にみられる心疾患の原因や関連の不明な原発性心筋疾患を特発性心筋症と定義し,各種心筋炎,神経・筋疾患,結合織疾患,内分泌・代謝性疾患による心筋障害を続発性(二次性)心筋症と呼んでいる.この手引きによれば,原因が明確とはいいがたいアルコール性心筋症や産褥性心筋症はその旨を記載して特発性心筋症に包括している.
特発性心筋症はその血行力学的特徴によって,臨床上,うっ血型心筋症と肥大型心筋症に2大別され,さらに後者は閉塞性と非閉塞性に分類され,臨床病型は3型1,2)になる.
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