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図譜 消化器病の超音波診断 他検査法との対比による症例の検討
超音波診断の基礎—走査法と超音波解剖
著者: 大藤正雄1 大野孝則1 土屋幸浩1 税所宏光1 木村邦夫1 唐沢英偉1 五月女直樹1
所属機関: 1千葉大第1内科
ページ範囲:P.116 - P.120
文献購入ページに移動現在,臨床に応用されている超音波診断装置は超音波の反射波を利用しているものであり,ブラウン管への表示方式には反射波を時間軸上に振幅(Amplitude)として表示するAモード方式,反射波の強さを輝度(Bright子ness)として表示し,身体の断層面での反射波の変化を示すBモード方式,また反射波を輝度で示しながら反射点の動き(Motion)を曲線として示すMモード方式がある.なお,Bモード方式には振動子(電気振動を機械振動エネルギーに変換して超音波を発生し,また超音波による機械的振動を電気エネルギーに変換する作用を持つ)からの超音波の進行方向の決め方によってリニア,セクタ,コンパウンドなどの走査法がある.手動のコンパウンド走査装置ではグレースケール表示や同時感度断層などの応用により一段と鮮明な映像が得られるようになった.
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