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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻10号

1979年10月発行

文献概要

今月の主題 酸塩基平衡の実際 病態生理

肺機能面から

著者: 塚本玲三1

所属機関: 1川崎市立井田病院内科

ページ範囲:P.1466 - P.1467

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はじめに
 生体は,肺からO2を摂取して組織でCO2を産生する.1日のCO2産生量は13,000〜15,000mmolで,産生されたCO2は酸として働き,ほとんどが肺から排泄される.腎臓からのH排泄量が1日40〜80mmol/lにすぎないことから,肺の酸塩基平衡維持のための役割がきわめて大きいことが明らかであろう.
 肺からのCO2の排泄は肺胞換気量VAによって左右される.PaCO2,VAおよびCO2産生量VCO2との間には,
 PaCO2=KVCO2/VA(K:恒数)
という関係があり,PaCO2,VAによって左右される.また,PaCO2とpHおよび血漿HCO3-濃度〔HCO3-〕pとの関係は,次のようになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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