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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻10号

1979年10月発行

文献概要

今月の主題 酸塩基平衡の実際 診断

臨床検査のすすめ方

著者: 井川幸雄1

所属機関: 1慈恵医大中検

ページ範囲:P.1476 - P.1477

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酸塩基平衡の指標
 生体を流れている動脈血のpHは7.38〜7.44の間に抑えられている.また,生存できる範囲は6.8〜7.8くらいと考えられている.pH単位で表現すると狭い範囲に思えるが,ナノモルで表現すれば正常域は36〜44nmol/l,生存可能域は16〜110nmol/lとなる.pHはガラス電極で測定されるが,0.01pH単位の変動が病態を左右するので十分な正確さと精密さが要求される.
 なお,細胞外液での酸塩基平衡は重炭酸系によって記述されるので,Henderson-Hasselbalchの式で表現される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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