文献詳細
文献概要
今月の主題 酸塩基平衡の実際 診断
臨床検査のすすめ方
著者: 井川幸雄1
所属機関: 1慈恵医大中検
ページ範囲:P.1476 - P.1477
文献購入ページに移動酸塩基平衡の指標
生体を流れている動脈血のpHは7.38〜7.44の間に抑えられている.また,生存できる範囲は6.8〜7.8くらいと考えられている.pH単位で表現すると狭い範囲に思えるが,ナノモルで表現すれば正常域は36〜44nmol/l,生存可能域は16〜110nmol/lとなる.pHはガラス電極で測定されるが,0.01pH単位の変動が病態を左右するので十分な正確さと精密さが要求される.
なお,細胞外液での酸塩基平衡は重炭酸系によって記述されるので,Henderson-Hasselbalchの式で表現される.
生体を流れている動脈血のpHは7.38〜7.44の間に抑えられている.また,生存できる範囲は6.8〜7.8くらいと考えられている.pH単位で表現すると狭い範囲に思えるが,ナノモルで表現すれば正常域は36〜44nmol/l,生存可能域は16〜110nmol/lとなる.pHはガラス電極で測定されるが,0.01pH単位の変動が病態を左右するので十分な正確さと精密さが要求される.
なお,細胞外液での酸塩基平衡は重炭酸系によって記述されるので,Henderson-Hasselbalchの式で表現される.
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