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文献概要
今月の主題 酸塩基平衡の実際 治療
呼吸性酸塩基平衡異常
著者: 横山剛1
所属機関: 1警友総合病院
ページ範囲:P.1514 - P.1515
文献購入ページに移動はじめに
呼吸性の酸塩基調節異常は,一次性にPCO2の異常をきたしたもので,臨床的に問題となるのは呼吸性アシドーシスであり,その最も重症型がCO2ナルコーシスである.しかし,生体の酸塩基調節は,呼吸性の障害であっても代謝性の調節と密接に関連したものであり,その治療に際しては,代謝性の調節機構に関する十分な知識が必要である,このため,酸塩基諸量のほか,血清電解質,尿素窒素の測定は必須であり,かつこれらの諸量の経時的な観察が要求される.
呼吸性の酸塩基調節異常は,一次性にPCO2の異常をきたしたもので,臨床的に問題となるのは呼吸性アシドーシスであり,その最も重症型がCO2ナルコーシスである.しかし,生体の酸塩基調節は,呼吸性の障害であっても代謝性の調節と密接に関連したものであり,その治療に際しては,代謝性の調節機構に関する十分な知識が必要である,このため,酸塩基諸量のほか,血清電解質,尿素窒素の測定は必須であり,かつこれらの諸量の経時的な観察が要求される.
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