icon fsr

文献詳細

雑誌文献

medicina16巻11号

1979年10月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集 I.尿検査

5.尿混濁

著者: 村橋勲1

所属機関: 1獨協医大泌尿器科

ページ範囲:P.1634 - P.1635

文献購入ページに移動
異常を示す疾患
 尿混濁は,混濁を起こす混合物によって血尿,膿尿,血膿尿,塩類尿,細菌尿,乳糜尿,乳糜血尿,精液尿,糞尿,雲翳および淋糸などに区別される.尿混濁をきたす疾患について表1に示した.
 まず,はじあに血尿をきたす疾患としては,成人では膀胱腫瘍,腎,腎盂,尿管腫瘍などが重要である.また,成人男子では前立腺癌,前立腺肥大症なども考慮しなければならない.成人女子の場合は,出血性膀胱炎,尿道カルンクラ,稀に尿道悪性腫瘍,膀胱エンドメトリオージスなどがある.小児では,急性腎炎,出血性膀胱炎,ウィルムス腫瘍などが考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?