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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻11号

1979年10月発行

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集

I.尿検査

16.先天性代謝異常のスクリーニング

著者: 北川照男1

所属機関: 1日大小児科

ページ範囲:P.1658 - P.1659

文献概要

検査対象と方法
 マス・スクリーニングの検査の対象とされている疾患としては,フェニールケトン尿症,メープルシロップ尿症,ホモシスチン尿症,ヒスチジン血症,ガラクトース血症の5種目がとりあげられている,そして,昭和54年度中にクレチン症のマス・スクリーニングが開始される予定である.これらの疾患がマス・スクリーニングの対象としてとりあげられた理由は,信頼度の高いマス・スクリーニングと治療が可能なためである.その検査法としては,現時点ではアミノ酸代謝異常症に対しては,ガスリー法が最適である.また,ガラクトース血症に対しては,ボイトラー法とペイゲン・ガスリー法を併用するのがよい.クレチン症に対してはラジオイムノアッセイ法が使用されている(表).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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