文献詳細
文献概要
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集 I.尿検査
16.先天性代謝異常のスクリーニング
著者: 北川照男1
所属機関: 1日大小児科
ページ範囲:P.1658 - P.1659
文献購入ページに移動検査対象と方法
マス・スクリーニングの検査の対象とされている疾患としては,フェニールケトン尿症,メープルシロップ尿症,ホモシスチン尿症,ヒスチジン血症,ガラクトース血症の5種目がとりあげられている,そして,昭和54年度中にクレチン症のマス・スクリーニングが開始される予定である.これらの疾患がマス・スクリーニングの対象としてとりあげられた理由は,信頼度の高いマス・スクリーニングと治療が可能なためである.その検査法としては,現時点ではアミノ酸代謝異常症に対しては,ガスリー法が最適である.また,ガラクトース血症に対しては,ボイトラー法とペイゲン・ガスリー法を併用するのがよい.クレチン症に対してはラジオイムノアッセイ法が使用されている(表).
マス・スクリーニングの検査の対象とされている疾患としては,フェニールケトン尿症,メープルシロップ尿症,ホモシスチン尿症,ヒスチジン血症,ガラクトース血症の5種目がとりあげられている,そして,昭和54年度中にクレチン症のマス・スクリーニングが開始される予定である.これらの疾患がマス・スクリーニングの対象としてとりあげられた理由は,信頼度の高いマス・スクリーニングと治療が可能なためである.その検査法としては,現時点ではアミノ酸代謝異常症に対しては,ガスリー法が最適である.また,ガラクトース血症に対しては,ボイトラー法とペイゲン・ガスリー法を併用するのがよい.クレチン症に対してはラジオイムノアッセイ法が使用されている(表).
掲載誌情報