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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集 I.尿検査
19.尿ポルフィリン体
著者: 佐々木英夫1
所属機関: 1山形大第3内科
ページ範囲:P.1666 - P.1667
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尿ポルフィリン体は前駆物質であるδ-アミノレブリン酸(ALA)とポルフォビリノーゲン(PBG)およびウロポルフィリン(UP)とコプロポルフィリン(CP)の4種が主なものである.ALAとPBGは無色であり,原則として増加しても尿は着色しないが,PBGは放置すると酸化されて褐色のポルフォビリンとなるため尿の褐色調が増す.UPとCPは紫赤色であり,増加すると尿は特有のブドウ酒色を呈する.
尿ポルフィリン体は健常者では微量であり,増加した場合はすべて病的と考えてよい.尿ポルフィリン体の増加する疾患を表に示したが,著増を示すものはポルフィリン症と鉛中毒に限られ,他の疾患は軽増にとどまる.
尿ポルフィリン体は前駆物質であるδ-アミノレブリン酸(ALA)とポルフォビリノーゲン(PBG)およびウロポルフィリン(UP)とコプロポルフィリン(CP)の4種が主なものである.ALAとPBGは無色であり,原則として増加しても尿は着色しないが,PBGは放置すると酸化されて褐色のポルフォビリンとなるため尿の褐色調が増す.UPとCPは紫赤色であり,増加すると尿は特有のブドウ酒色を呈する.
尿ポルフィリン体は健常者では微量であり,増加した場合はすべて病的と考えてよい.尿ポルフィリン体の増加する疾患を表に示したが,著増を示すものはポルフィリン症と鉛中毒に限られ,他の疾患は軽増にとどまる.
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