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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻11号

1979年10月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集 V.胃・十二指腸液検査

28.胆汁

著者: 亀田治男1

所属機関: 1慈恵医大第1内科

ページ範囲:P.1696 - P.1697

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異常所見を示す疾患
 胆汁の検査は通常十二指腸ゾンデ法(Meltzer-Lyon法)によって行われている.本法によって得た胆汁は,胆管から十二指腸へ流出したものであり,胆のうや胆管から直接得たものではないので,消化液の混入など,他の条件が加味されたものであることを念頭におく必要がある.また胆汁排出刺激は一般に硫酸マグネシウム液の十二指腸内注入によって行われているが,オリーブ油やペプトン水を注入することもあるし,またピツイトリンやコレチストキニン・セルレインの注射によることもあるので,用いた胆汁排出促進剤もチェックしておく.
 十二指腸ゾンデ法により分画採取した胆汁については,外観・採取液量・Meulengracht値・沈渣鏡検・細菌学的検査・化学的検査などを行うので,つぎにこれらの異常所見を示す主な疾患を列記する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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