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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻11号

1979年10月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集 VI.血液検査

30.ヘモグロビン濃度

著者: 日野志郎1

所属機関: 1横浜逓信病院

ページ範囲:P.1702 - P.1703

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はじめに
 血液を一定量とり,その中のヘモグロビン(Hb)量を比色定量し,血中濃度g/dlに換算する.以前はSahli-小宮法を使っていたが,光電光度計によるシアンメトヘモグロビン法が一般的になった.大きな検査室では多項目自動血球計数器によっているが,原理的にはこれに類した方法による.
 Hbは後述のヘマトクリット値や赤血球数とほぼ平行して増減するが,病的状態ではチグバグになることがあり,後述の赤血球恒数でそれがわかる.ゆえに異常値のときはヘマトクリット値や赤血球数も測って,病態の種類を推定するようにすべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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