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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集 VI.血液検査
30.ヘモグロビン濃度
著者: 日野志郎1
所属機関: 1横浜逓信病院
ページ範囲:P.1702 - P.1703
文献購入ページに移動はじめに
血液を一定量とり,その中のヘモグロビン(Hb)量を比色定量し,血中濃度g/dlに換算する.以前はSahli-小宮法を使っていたが,光電光度計によるシアンメトヘモグロビン法が一般的になった.大きな検査室では多項目自動血球計数器によっているが,原理的にはこれに類した方法による.
Hbは後述のヘマトクリット値や赤血球数とほぼ平行して増減するが,病的状態ではチグバグになることがあり,後述の赤血球恒数でそれがわかる.ゆえに異常値のときはヘマトクリット値や赤血球数も測って,病態の種類を推定するようにすべきである.
血液を一定量とり,その中のヘモグロビン(Hb)量を比色定量し,血中濃度g/dlに換算する.以前はSahli-小宮法を使っていたが,光電光度計によるシアンメトヘモグロビン法が一般的になった.大きな検査室では多項目自動血球計数器によっているが,原理的にはこれに類した方法による.
Hbは後述のヘマトクリット値や赤血球数とほぼ平行して増減するが,病的状態ではチグバグになることがあり,後述の赤血球恒数でそれがわかる.ゆえに異常値のときはヘマトクリット値や赤血球数も測って,病態の種類を推定するようにすべきである.
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