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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻11号

1979年10月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集 VI.血液検査

34.白血球数

著者: 服部理男1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター

ページ範囲:P.1711 - P.1713

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異常値を示す疾患
 白血球という名で顆粒球,単球,リンパ球を総称し,顆粒球は好中球,好酸球,好塩基球から成り立っている.したがって,それら各種血球の増減は白血球数に直結しているわけであるが,好酸球,単球,好塩基球は絶対数が少ないため,減少時には白血球数の異常としてとらえにくい.白血球数の異常は主として好中球,あるいはリンパ球の数の異常によることが多いが,例外的に好酸球,単球,好塩基球のいずれかが著しく増加して白血球増多を起こすこともある.表1は各種血球ごとに増多の原因を列挙してあるが,なかには単独で白血球数をかえることの少ないもの,あるいは単独では起こりにくいものも含まれている.
 表を一覧すればわかるように,白血球増多の原因ははなはだ多いし,実際に白血球増多は複数の原因によって起こることが多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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