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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集 VI.血液検査
35.血小板数
著者: 寺田秀夫1
所属機関: 1昭和大藤が丘病院内科
ページ範囲:P.1714 - P.1715
文献購入ページに移動はじめに
血小板数の測定には算定方法により,また検者により値が非常に変動しやすく,健康人での3〜4万の変化は日常みられ,正常値も15〜35万と大きな幅がある.しかし,10万以下は減少と考えてよい.
近年,自動計数器による算定が普及しつつあるが,血小板の増加または減少の高度な場合や,巨大血小板(giant platelet)の多く出現している例では正しい値が得られないおそれがある.したがって,血小板数に異常のある例では,直接法のBrecher-Cronkite法とEDTA-2Kを用いた血液塗抹標本上の血小板を算定する間接法を同時に行い,両方法の値から判断することが最も望ましい.間接法のFonio法を用いる必要はない.
血小板数の測定には算定方法により,また検者により値が非常に変動しやすく,健康人での3〜4万の変化は日常みられ,正常値も15〜35万と大きな幅がある.しかし,10万以下は減少と考えてよい.
近年,自動計数器による算定が普及しつつあるが,血小板の増加または減少の高度な場合や,巨大血小板(giant platelet)の多く出現している例では正しい値が得られないおそれがある.したがって,血小板数に異常のある例では,直接法のBrecher-Cronkite法とEDTA-2Kを用いた血液塗抹標本上の血小板を算定する間接法を同時に行い,両方法の値から判断することが最も望ましい.間接法のFonio法を用いる必要はない.
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