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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集 VI.血液検査
37.赤血球形態
著者: 高久史麿1
所属機関: 1自治医大内科
ページ範囲:P.1719 - P.1721
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末梢血液中の正常赤血球は直径7.5〜8.3μmの扁平円形の血球で,中心部がうすくなっている.その形態の異常は多くの貧血症の患者で認められ,鑑別診断上重要な役割を果たしている.しかしながら,一部の楕円赤血球症のごとく,明らかな形態異常があるにもかかわらず貧血のない症例があり,また逆に再生不良性貧血のように高度の貧血症があるにもかかわらず赤血球の形態にほとんど異常を認めない症例もあるので診断上注意を要する.図および表は赤血球形態異常の種類と特徴的な変化,特有な変化を起こす主要な疾患をまとめたものである.
末梢血液中の正常赤血球は直径7.5〜8.3μmの扁平円形の血球で,中心部がうすくなっている.その形態の異常は多くの貧血症の患者で認められ,鑑別診断上重要な役割を果たしている.しかしながら,一部の楕円赤血球症のごとく,明らかな形態異常があるにもかかわらず貧血のない症例があり,また逆に再生不良性貧血のように高度の貧血症があるにもかかわらず赤血球の形態にほとんど異常を認めない症例もあるので診断上注意を要する.図および表は赤血球形態異常の種類と特徴的な変化,特有な変化を起こす主要な疾患をまとめたものである.
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