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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻11号

1979年10月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集 VII.血清検査

57.リウマトイド因子の検出

著者: 塩川優一1

所属機関: 1順大・内科

ページ範囲:P.1766 - P.1767

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リウマトイド因子とその検出法
 慢性関節リウマチ(RA)の血清中にはリウマトイド因子がある.最初血清蛋白質のIgM分画に属し,同種または異種のIgGと結合する能力のあることが見出された.その後の研究により,リウマトイド因子は自己抗体の一種であることが証明された.最近ではさらにIgG,IgMに属するリウマトイド因子も見出され,この腫の蛋白質は広く抗γグロブリン因子と総称されている.
 検査法として日常広く応用されているのは感作粒子凝集反応である.すなわちリウマトイド因子が同種または異種のIgGと結合する性質を応用し,粒子の表面にIgGを吸着させ,これを用いて血清との間に凝集反応を行うのである.その粒子の種類により種々のテストがあるが,臨床検査に用いられているのは次の2種類である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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