文献詳細
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集
VII.血清検査
文献概要
はじめに
輸血のための血液型検査はABO式とRh式の2つが不可欠である.ABO式血液型は最も重要で,血清中に正常抗体(抗-A,抗-B)をもつ唯一の血液型である.Landsteinerの法則に従い,血球のもつ凝集原を調べる"おもて検査"と血清(漿)中の凝集素を調べる"うら検査"の判定は一致するはずである.ここでは異常値としてABO式のおもて判定とうら判定が不一致の場合,Rh式の対照が凝集を示す場合をとりあげる.
輸血のための血液型検査はABO式とRh式の2つが不可欠である.ABO式血液型は最も重要で,血清中に正常抗体(抗-A,抗-B)をもつ唯一の血液型である.Landsteinerの法則に従い,血球のもつ凝集原を調べる"おもて検査"と血清(漿)中の凝集素を調べる"うら検査"の判定は一致するはずである.ここでは異常値としてABO式のおもて判定とうら判定が不一致の場合,Rh式の対照が凝集を示す場合をとりあげる.
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