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臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集 VII.血清検査
76.マイコプラズマ血球凝集反応
著者: 池本秀雄1
所属機関: 1順大内科
ページ範囲:P.1806 - P.1807
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Mycoplasma pneumoniaeに対する血清中の特異的抗体を証明する方法には,表題である間接(感作)赤血球凝集反応のほかにも多くのものがある.たとえば補体結合反応,発育阻止試験,代謝阻止試験,ラテックス凝集反応,間接免疫螢光法,counterimmunoelectrophoresis,complement-mediated mycoplasmacidal test(マイコプラズマ殺菌試験),radioimmunoprecipitation testである(表).それぞれに長所短所があるが,なかでも後2者(8,9)はきわめて鋭敏とされている.今回はマイコプラズマ血球凝集反応(間接赤血球凝集反応)について記述する.
Mycoplasma pneumoniaeに対する血清中の特異的抗体を証明する方法には,表題である間接(感作)赤血球凝集反応のほかにも多くのものがある.たとえば補体結合反応,発育阻止試験,代謝阻止試験,ラテックス凝集反応,間接免疫螢光法,counterimmunoelectrophoresis,complement-mediated mycoplasmacidal test(マイコプラズマ殺菌試験),radioimmunoprecipitation testである(表).それぞれに長所短所があるが,なかでも後2者(8,9)はきわめて鋭敏とされている.今回はマイコプラズマ血球凝集反応(間接赤血球凝集反応)について記述する.
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