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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻11号

1979年10月発行

文献概要

臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集 X.内分泌機能検査

137.血中ガストリン

著者: 松尾裕1

所属機関: 1東大第3内科

ページ範囲:P.1954 - P.1955

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はじめに
 ガストリンは胃幽門の粘膜と十二指腸粘膜に存在する胃液分泌刺激ホルモンであり,生理的な胃液分泌機構において,いわゆる胃相(gastric phase)における主役的な役割をなす化学物質である.神経刺激,化学的刺激(アルコール,アミノ酸,pHの変化)および機械的刺激などによって分泌する.ガストリンは17個のアミノ酸残基よりなるポリペプタイドとして最初に純化・合成され,radioimmunoassay(RIA)も最初に可能になった消化管ホルモンである.その測定が一般に普及され,本法で測定された空腹時血中ガストリン値の正常値がだいたい一致するようになったのは,ガストリンのRIAキットが市販されるようになった1973年以後のことである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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