文献詳細
臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集
XII.細菌検査
文献概要
はじめに
呼吸器感染の原因菌検査には,ふつう喀痰を用いる.喀痰には口腔・咽頭の常在菌が多数混入し,どれが原因菌かわからない場合があるので,口腔・咽頭常在菌が混入しないように,気管支,気管分泌液を採取したほうが原因菌が検出しやすい.そこで喉頭下穿刺法,TTA(Transtracheal aspiration)法,あるいは気管支鏡による採痰法などが提唱されている.しかし,これらの方法は,いつでも,どこでもできるわけではないので,ふつうは喀痰を用いざるを得ない.
呼吸器感染の原因菌検査には,ふつう喀痰を用いる.喀痰には口腔・咽頭の常在菌が多数混入し,どれが原因菌かわからない場合があるので,口腔・咽頭常在菌が混入しないように,気管支,気管分泌液を採取したほうが原因菌が検出しやすい.そこで喉頭下穿刺法,TTA(Transtracheal aspiration)法,あるいは気管支鏡による採痰法などが提唱されている.しかし,これらの方法は,いつでも,どこでもできるわけではないので,ふつうは喀痰を用いざるを得ない.
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