文献詳細
〈付録〉臨床検査領域における新しい動向
文献概要
薬剤投与は,その効果により,副作用により,あるいは薬剤自体が試料中に混在することにより,検査成績に影響を与える.このうち,薬剤の混入による場合を検査成績への干渉とか修飾,あるいは端的に直接妨害と呼んでおり,副作用によるものは間接妨害ということになっている.
薬物療法において,その効果,あるいは副作用を正しく判断しようとすれば,直接妨害を除外したのちに,はじめて可能となる.これはもちろん検査データのみに関しての判断規準であり,臨床所見による判定ではないが,最近の臨床検査データはかなり診療上の有効数字として利用されているとの前提に立っての話である.
薬物療法において,その効果,あるいは副作用を正しく判断しようとすれば,直接妨害を除外したのちに,はじめて可能となる.これはもちろん検査データのみに関しての判断規準であり,臨床所見による判定ではないが,最近の臨床検査データはかなり診療上の有効数字として利用されているとの前提に立っての話である.
掲載誌情報