文献詳細
文献概要
今月の主題 血管炎とその臨床 血管炎を伴う諸疾患
Behçet病
著者: 橋本喬史1 清水保1
所属機関: 1帝京大第2内科
ページ範囲:P.2068 - P.2069
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ベーチェット病(症候群)は症状の多彩性と再燃性を特徴とする慢性炎症性疾患であり,粘膜(口腔・外陰部のアフタ性潰瘍),皮膚(結節性紅斑様皮疹,毛嚢炎様皮疹,血栓性静脈炎),眼(虹彩毛様体炎,網脈絡膜炎)の主症状のみならず,血管系,神経系,関節,消化管,副睾丸の病変による症状もみられる.
この中で,動・静脈に閉塞や瘤を生じて,臨床症状を発現する血管型ベーチェット病(vasculo-Behçet's syndrome)は神経系や腸管の病変とともに,致死的原因となることが多いことから,臨床的に注目されており,以下これについて述べることにする.
ベーチェット病(症候群)は症状の多彩性と再燃性を特徴とする慢性炎症性疾患であり,粘膜(口腔・外陰部のアフタ性潰瘍),皮膚(結節性紅斑様皮疹,毛嚢炎様皮疹,血栓性静脈炎),眼(虹彩毛様体炎,網脈絡膜炎)の主症状のみならず,血管系,神経系,関節,消化管,副睾丸の病変による症状もみられる.
この中で,動・静脈に閉塞や瘤を生じて,臨床症状を発現する血管型ベーチェット病(vasculo-Behçet's syndrome)は神経系や腸管の病変とともに,致死的原因となることが多いことから,臨床的に注目されており,以下これについて述べることにする.
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