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文献詳細

雑誌文献

medicina16巻12号

1979年11月発行

文献概要

演習・放射線診断学 CTスキャン読影のコツ・5

大血管病変

著者: 町田喜久雄1

所属機関: 1東大中央放射線部

ページ範囲:P.2140 - P.2145

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はじめに
 全身CT(computed tomographyl)の臨床的有用性は,次第に認識されつつあるが,大血管病変の診断においても有力な診断手技となりつつある.とくに大動脈瘤の診断などについては,すでにいくつかの報告もあり1〜3),従来の放射線診断と異なった情報を非観1血的に提供してくれる利点を有している.
 周辺の臓器も同時に描出されるので,血管病変とそれら周囲臓器との関係もよく理解できる.動脈と関係の深い静脈も同様に描出されるので,上・下大静脈の状態の診断にも使用することができる.動静脈の太い枝もある程度描出するので,それらの病変も時に診断することができる.肺動静脈病変も,時に診断することができる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1189

印刷版ISSN:0025-7699

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