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今月の主題 消化管ホルモンの基礎と臨床 エンサイクロペディア
コレシストキニン
著者: 菅野富夫1
所属機関: 1北大獣医学部獣医生理学
ページ範囲:P.2214 - P.2215
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アミノ酸基のすべてが明らかにされているブタのコレシストキニン・パンクレオザイミンcholecystokinin-pancreozyminのアミノ酸連結を図に示してある.コレシストキニン(CCK)はアミノ酸33個よりなるポリペプチドであり,27位置のチロジン残基にはSO3H基がついており,このSO3H基が失われると生物活性が数十分の一に下がる.ブタではそのほかにC末端にさらに6個のアミノ酸残基が結合したCCK変異体が同定されているが,その生物活性はCCK33とほとんど等しい.
N末端の5個のアミノ酸がガストリンのそれらと共通であり,この共通性が生物活性の類似性に関係があると考えられている.
アミノ酸基のすべてが明らかにされているブタのコレシストキニン・パンクレオザイミンcholecystokinin-pancreozyminのアミノ酸連結を図に示してある.コレシストキニン(CCK)はアミノ酸33個よりなるポリペプチドであり,27位置のチロジン残基にはSO3H基がついており,このSO3H基が失われると生物活性が数十分の一に下がる.ブタではそのほかにC末端にさらに6個のアミノ酸残基が結合したCCK変異体が同定されているが,その生物活性はCCK33とほとんど等しい.
N末端の5個のアミノ酸がガストリンのそれらと共通であり,この共通性が生物活性の類似性に関係があると考えられている.
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