文献詳細
文献概要
今月の主題 消化管ホルモンの基礎と臨床 エンサイクロペディア
エンケファリン
著者: 高木博司1
所属機関: 1京大薬学部薬理学
ページ範囲:P.2229 - P.2229
文献購入ページに移動メチオニン・エンケファリン(Met-enk)とロイシン・エンケファリン(Leu-enk)の2種があり,いずれもペンタペプチドである.前者は,H-Tyr-Gly-Gly-Phe-Met-OH,後者はH-Tyr-Gly-Gly-Phe-Leu-OHの化学構造をもつ.いずれも温血動物の脳から単離されたモルヒネ様ペプチド(オピオイドペプチド)である.
分子量はMet-enk 575,Leu-enk 555である.なお,関連ペプチドとして,α,β,γエンドルフィンが下垂体および脳から得られている1〜3).
掲載誌情報