文献詳細
今月の主題 消化管ホルモンの基礎と臨床
消化管ホルモンの臨床
文献概要
はじめに
粘膜における攻撃・防御因子の平衡失調,とくに胃酸・ペプシンの粘膜障害作用が消化性潰瘍発症の重要な因子であると考えられている.この胃液分泌機序と密接に関係する個々の消化管ホルモンが,消化性潰瘍と一括されてきた胃および十二指腸潰瘍の成因,病態生理にどこまで関係するのか,その問題点を合めて述べてみたい.
粘膜における攻撃・防御因子の平衡失調,とくに胃酸・ペプシンの粘膜障害作用が消化性潰瘍発症の重要な因子であると考えられている.この胃液分泌機序と密接に関係する個々の消化管ホルモンが,消化性潰瘍と一括されてきた胃および十二指腸潰瘍の成因,病態生理にどこまで関係するのか,その問題点を合めて述べてみたい.
掲載誌情報